世界の第一線で活躍される著名演奏家のレッスン
将来世界を舞台に活躍することを目指す、
上級者向けの「マスタークラス」セミナーを開催しています。
講師それぞれによる個別指導や合奏指導、
セミナー滞在先での地域のみなさんとのフレンドシップコンサートや
アウトリーチ演奏会などをおこないます。
澤 和樹
Kazuki Sawa
音楽監督、ヴァイオリン、弦楽アンサンブル指導
中澤 きみ子
Kimiko Nakazawa
尚美学園大学、同大学院客員教授、上野学園大学客員教授を歴任
ヴァイオリン
国際的に活躍するヴァイオリニストとして、特にモーツァルトの演奏では評価が高い。また、聴衆の心に深く響く演奏は、多くのファンの支持を得ている。新潟大学を卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院にて研鑽を積み、年に文化庁芸術家海外派遣員としてウィーンに留学。その後国内外のオーケストラと多数共演。リサイタルも浜離宮朝日ホール、読売ホール、Hakujuホール等で毎年開催している。CDも数多くリリース。特にモーツァルトの「ソナタ全集」(ピアノ:イェルク・デムス)及び協奏曲全集(フィリップ・アントルモン指揮・ウィーン室内管弦楽団)等が高い評価を受けている。また、国際コンクールの審査員や、国際音楽祭の講師として数多く招聘されている。尚美学園大学、同大学院客員教授、上野学園大学客員教授を歴任。震災後、ライフワークとしてTSUNAMIヴァイオリンの演奏にも熱心に取り組む。使用楽器:ストラディヴァリウス「ダ・ヴィンチ」(宗次コレクションより貸与)
オフィシャルサイト kimiko-vn.net
堀 正文
Masafumi Hri
ヴァイオリン
5歳よりヴァイオリンをはじめ、京都市堀川高校音楽科を経て、ドイツ・フライブルク音楽大学へ留学。在学中より、ハイデルブルク室内合奏団のソリストとして、ヨーロッパ各地への演奏旅行を行う。1973年、フランクフルト放送交響楽団とヴィエニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番を共演。1974年よりダルムシュタット国立歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスターに就任。ヨーロッパ各国でオーケストラ活動はもとより、ソロ、室内楽など幅広く活躍した。1979年、東京でのNHK交響楽団とのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲共演が大きな反響を呼び、同年9月NHK交響楽団コンサートマスターとして入団。以来35年間の長きにわたり楽団を牽引し、2015年名誉コンサートマスターに就任。数多くのソロ・リサイタルや室内楽に幅広く活躍している。また、N響での功績に対して有馬賞を受賞している。その他、ジュネーヴ国際コンクール、レオポルト・モーツアルト国際ヴァイオリンコンクール、シュポア国際コンクールの審査員を務め、桐朋学園大学で後進の指導にあたるなど、日本クラシック界を代表するヴァイオリニストとして精力的な活動を繰り広げている。
桐朋学園大学名誉教授・特命教授、東京藝術大学特別教授、NHK交響楽団名誉コンサートマスター。
ヤン・ソンシク
Sungsic Yan
ヴァイオリン
ソウルフィルハーモニー管弦楽団と11歳でコンチェルトデビューを果たし、その後パリ国立高等音楽院を経てロンドンのギルドホール音楽院に特待生として招かれる。17歳でパガニーニ国際コンクール3位、1988年カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール1位、ロン=ティボー国際コンクールやインディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール等で入賞する。1988年にはロリン・マーゼルのフランス国立管弦楽団音楽監督就任記念公演でソリストとして抜擢されパリでのデビューを果たす。ロリン・マゼール、ドミトリー・キタエンコ、アンドリュー・ディヴィス、ユーリ・シモノフ、ユーディー・メニューインなどの指揮者と共演。パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京、ソウルでリサイタルを行う。
近年は、パガニーニ国際コンクール、ロン=ティボー国際コンクール、宗次エンジェル・ヴァイオリン・コンクール等の審査委員を務める。現在、ソウル中央音楽院学部長、エラート・アンサンブル音楽監督。元東京藝術大学招聘教授。
野口千代光
Chiyoko Noguchi
ヴァイオリン
東京藝術大学在学中にジュリアード音楽院へ留学。ジュリアード・コンチェルトコンペティション優勝。アーティスト・インターナショナルオーデション優勝、ヤングアーティスト・デビュー賞を受賞。カーネギー・ワイルホールにおいてニューヨークリサイタルデビュー。ジュリアード音楽院卒業後、東京藝術大学に復学し首席で卒業。ヴィニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール特別賞受賞。東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C」に出演。ソリストとして国内外のオーケストラと共演する傍ら、在京オーケストラのゲストコンサートミストレス、アンサンブル・コルディエ(旧東京ゾリステン)コンサートミストレス、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバーとして活動している。また現代音楽の演奏にも力を入れており、アンサンブル・ノマドのメンバーとして数多くの現代作品の演奏を行っている。さらに近年はカルテット・プラチナムのメンバーとして弦楽四重奏の活動も広げている。ソロ、室内楽、オーケストラ、後進への指導とさまざまな音楽シーンの重要なポジションで高い評価を確立している。2018年にはピアニスト江口玲氏との共演によるバルトークヴァイオリンソナタ集のCD をリリース、CD 発売記念コンサートではオールバルトークプログラムによるリサイタルで好評を博した。
現在、東京藝術大学音楽学部教授、桐朋学園芸術短期大学講師。
蓼沼恵美子
Emiko Tadenuma
ピアノ
東京藝術大学附属音楽高校を経て、同大学を首席卒業。「安宅賞」受賞。同大学院修了後、ロンドンにてマリア・クルチョ女史に師事。 1983年、ミュンヘン国際コンクール、ヴァイオリン・ピアノ二重奏部門にてヴァイオリンの澤和樹と共に第 3 位入賞。’84年、東京にてソロデビューリサイタルを開催し、本格的な演奏活動を開始する。これまでに、国内外の著名アーティストとも多数共演、高い信頼を得ている。2004 年には、妹、蓼沼明美とピアノデュオによるリサイタルを開催し、CD「姉妹デュオによる珠玉の連弾」、'11年、ヘンシェル弦楽四重奏団とのCD「シューマン&ブラームスのピアノ五重奏曲」はいずれも音楽誌上で高い評価を受ける。澤和樹とのデュオ活動は45年以上におよび、フィンランドのクフモ、サヴォンリンナ、イギリスの湖水地方、アメリカのボウドイン、アイルランドのウェスト・コークなど、国内外の音楽祭に招聘される。 '06年の「ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲チクルス」は国内各地、イギリスでも成功を収めた。また、’14~15 年の「シューベルト、シュー マン、ブラームスをうたう」シリーズのライヴ CD は、いずれも「レコード芸術」特選盤として紹介されている。現在、昭和音楽大学客員教授、洗足学園音楽大学、桐朋学園芸術短期大学講師。
ピアノ伴奏
髙木美来
Miki Takagi
ピアノ伴奏
名古屋市出身。東京藝術大学器楽科ピアノ専攻を経て東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。在学中、同大学院声楽科のティーチングアシスタントを勤める。第53回全日本学生音楽コンクール名古屋大会第2位、第13回春日井市音楽コクール第1位、中日賞。第131回日演連推薦・新人演奏会に合格、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。第6回かずさアカデミア音楽コンクール入選。 2017年カワイ表参道フレッシュコンサートシリーズでソロリサイタル、2018年日系移民記念行事に招かれハワイ島ヒロにてソロリサイタルを開催、好評を博す。 近年では室内楽、共演ピアニストとして活躍、東京春音楽祭2023、浜離宮ランチタイムコンサート(2024春シーズン)をはじめとする演奏会への出演、リサイタル伴奏やTV・FM収録等の共演機会も多い。コンクールや音楽講習会での公式伴奏者を定期的に務めるなど、各方面からの信頼も厚い。これまでにピアノを浅井潤子、讃岐京子、藤井博子、笠間春子、G.タッキーノ、青柳晋の各氏、室内楽を村井祐児、C.ルローンの各氏に師事。 NAGANO国際音楽祭セミナー(2021)、黒部国際ヴァイオリンセミナー(2023)にて弦楽クラス伴奏者。2013年〜長崎おぢか国際音楽祭にて弦楽クラス伴奏者、初級ピアノクラス講師。 東京藝術大学ピアノ科非常勤講師、弦楽科非常勤講師(伴奏助手)を経て、現在、同大学ピアノ科教育研究助手。
松本望
Nozomi Matsumoto
ピアノ伴奏
北海道出身。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業。2007年第4回リヨン国際室内楽コンクール、2009年第55回マリア・カナルス国際音楽コンクール・ピアノトリオ部門でそれぞれ第1位受賞。在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開し、2003年東京文化会館主催合唱作品作曲コンクール最優秀賞、受賞作品をはじめ自作曲集、編曲集等の出版多数。2015年度及び2022年度のNHK全国学校音楽(合唱)コンクールの課題曲の作曲者。演奏ではアンサンブルを中心に活動、国内外のアーティストと共演を重ねるほか、CDレコーディング等に多数参加。東京藝術大学弦楽科伴奏助手を経て、現在、国立音楽大学、洗足学園音楽大学、各非常勤講師。