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TSUNAMIヴァイオリン音楽会

東日本大震災の津波から生じた流木や倒壊家屋の材木から作られた
弦楽器で奏でる演奏会

TSUNAMIヴァイオリン音楽会

東日本大震災の津波から生じた
流木や倒壊家屋の材木から作られた
弦楽器で奏でる演奏会
 
「TSUNAMIヴァイオリン」は、
2011年3月の東日本大震災で後に残った家屋の廃材や流木から、
ストラディバリウスなど「世界的名器」の修復に取り組む中澤宗幸さんが作り出したもの。
製作のきっかけは、被災地の様子がテレビに映し出されたとき妻きみ子さんが、
「がれきは家族の思い出や歴史の山、この木材でヴァイオリンを作れないの?」という一言から。
NACPAでは、東日本大震災の教訓を忘れること無く、災害で亡くなられた方々を忘れること無く、
いのちの尊さを学ぶための「 TSUNAMIヴァイオリン音楽会」を開催しています。

東御市東部中学校にて、中澤宗幸さん、中澤きみ子さんによる
「TSUNAMIヴァイオリン音楽会」が催されました。

中学3年生220名に向けての演奏会。
生徒のみなさまは、英語教科書「 New Horizon」にて「 TSUNAMIヴァイオリン」を学習しています。
新型コロナウィルス感染禍、大地震や台風、集中豪雨など自然災害がいつ身近に起こるかもわかりません。
生の演奏を聴き、感動とともに、深く静かに東日本大震災で亡くなられた方々への祈りを捧げました。
演奏会では、製作者中澤宗幸さんから「 TSUNAMIヴァイオリン」製作の話、「 TSUNAMIヴァイオリン」 DVD放映、
中澤きみ子さん(ヴァイオリン)と村上藍さん(ピアノ)による「 TSUNAMIヴァイオリン演奏」が催されました。
東御市東部中学校「TSUNAMIヴァイオリン音楽会」

日時: 10月28日(水)14:15〜15:00
会場:東御市東部中学校
出演:ヴァイオリン/中澤きみ子 ピアノ/村上藍

演奏家プロフィール

中澤 きみ子 先生
Kimiko Nakazawa

ヴァイオリン

国際的に活躍するヴァイオリニストとして、特にモーツァルトの演奏では評価が高い。また、聴衆の心に深く響く演奏は、多くのファンの支持を得ている。新潟大学を卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院にて研鑽を積み、年に文化庁芸術家海外派遣員としてウィーンに留学。その後国内外のオーケストラと多数共演。リサイタルも浜離宮朝日ホール、読売ホール、Hakujuホール等で毎年開催している。CDも数多くリリース。特にモーツァルトの「ソナタ全集」(ピアノ:イェルク・デムス)及び協奏曲全集(フィリップ・アントルモン指揮・ウィーン室内管弦楽団)等が高い評価を受けている。また、国際コンクールの審査員や、国際音楽祭の講師として数多く招聘されている。尚美学園大学、同大学院客員教授、上野学園大学客員教授を歴任。震災後、ライフワークとしてTSUNAMIヴァイオリンの演奏にも熱心に取り組む。使用楽器:ストラディヴァリウス「ダ・ヴィンチ」(宗次コレクションより貸与)
オフィシャルサイト kimiko-vn.net

村上 藍
Ai Murakami

ピアノ

長野県上田市出身。国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修(ピアノ)卒業。アンサンブル・ピアノコース修了。国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(伴奏)修了。コース修了演奏会、長野県新人演奏会に出演。平成22年度新人演奏会に選抜。若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」、Hakuju Hall主催「白井光子&ハルトムート・ヘル マスタークラス」を受講。第12回日本アンサンブルコンクール「リート・デュオ部門」優秀演奏者賞及び全音楽譜出版社賞受賞。これまでに、岡部由美子、原まりこ、梅本実、安井耕一の各氏に師事。現在、国立音楽大学伴奏助手、公益社団法人日本演奏連盟会員。